インストールしているMAMPが古くなってきて、使えるPHPのバージョンも古くなってきたのでアップデートしようかなと思い立ち。
「アップデート」ボタンぽち!とか簡単なのかなと思いきや原始的なやり方だったのでまとめておきました。

【追記 2016/08/10】
どうも、自分が見ていた情報が古かったようで、ボタンぽち!でほとんどいけるようでした。やったね!
ただ、一部の設定ファイルは手動移行しなくてはならないようですので、各所でポイント追記しておきます。

環境を整備するついでにMavericksからEl Capitanにバージョンアップしよっかなと思いましたが、まだバグ報告の記事が目立つのでやめておきました。(なので、試した環境は古いです。。)現状致命的なバグがあるのかどうかはわかりませんが、せめてAdobe系のソフトが安定してから入れ替えたいなぁ。

前提

  • Mac OSX 10.9.4(Mavericks)
  • MAMP2.2からMAMP3.4へのアップデート

【追記 2016/08/10】 その後この環境でアップデートしました。

  • Mac OSX 10.11.6(El Capitan)
  • MAMP3.?からMAMP3.5.2へのアップデート

アップデートの流れ

  1. 新バージョンのMAMP・インストーラを手に入れる
  2. 旧バージョンのMAMPの停止とバックアップ
  3. 新バージョンのMAMPをインストール
  4. 旧バージョンのMAMPの設定ファイル、ソースファイルの移行
  5. 旧バージョンMAMPの削除

要は手作業で新バージョンのMAMPをインストールして、昔のMAMPを削除してるだけです。
自動的にやってくれたらいいのにな〜。

新バージョンのMAMP・インストーラを手に入れる

MAMP & MAMP PRO – Downloads(公式)

MAMPはMAMP PROという有料版と、MAMPという無料版があるのですが、どっちもインストーラは共通です。
ダウンロードボタンをクリックしてインストーラをダウンロードします。

mampupdate1

「MAMP_MAMP_PRO_3.4.pkg」というような名前のパッケージファイルがダウンロードできました。

mampupdate2

旧バージョンのMAMPの停止とバックアップ

過去のバージョンのMAMPをすでに持っていると思いますが、これはもう使わなくなるのでリネームしてバックアップします。

【追記 2016/08/10】
自動で古いMAMPをバックアップで丸ごと残してくれます。
htdocsも自動で移行してくれるので、慎重派な人は重要なファイルだけ手動バックアップする程度で大丈夫かと。

まずはMAMPが起動していたら終了して…

mampupdate3

アプリケーションディレクトリに移動すると「MAMP」があると思うので、これを「_MAMP」とか「bk_MAMP」とか、何でもいいのでリネームします。

mampupdate4

mampupdate5

これでOK。

新バージョンのMAMPをインストール

新バージョンのインストーラをつかって、普通にインストールします。
これは新規インストールの手順となにも変わりません。

インストーラをダブルクリックして起動し、インストール画面にしたがってインストールします。

mampupdate6

続ける。

mampupdate7

「MAMP、MAMP PROの二つのフォルダは、アプリケーションフォルダから出したりリネームしないで」と言っています。
続ける。

mampupdate8

仕様許諾契約に同意し、続ける。

mampupdate9

同意するを選んで、続ける。

mampupdate10

インストール方法をクリックして、続ける。

mampupdate11

無料で使いたいだけの人は、有料の「MAMP PRO」をわざわざインストールしたくないと思いますので、「インストールの種類」の画面で「カスタマイズ」をクリックして「MAMP PRO」のチェックをはずしてからインストールしましょう。

mampupdate12

権限によってはインストールダイアログがでますので、管理者権限の名前とパスワードを入れる必要があるかもしれません。

mampupdate13

インストールを待ちます。

mampupdate14

mampupdate15

これでインストール完了です。

mampupdate16

アプリケーションフォルダに新しいMAMPが入りました。
これでいつもどおり、「MAMP.app」で新バージョンのMAMPが起動できるようになっているはずです。

mampupdate17

旧バージョンのMAMPの設定ファイル、ソースファイルの移行

ここまでの手順で新バージョンは使えますが、設定ファイルは当然初期設定の状態になっています。
旧MAMPから設定ファイルやソースファイルを移行します。

【追記 2016/08/10】
htdocsやMySQLのデータなどは自動で移行されますが、設定ファイルは手動で移行が必要みたいです。
それから、PHPなどのバージョンも最新を選んでいると勝手に最新版を使ってしまう(当然といえば当然ですけど・・・)ので、MAMPのバージョン選択なども確認んしておきましょう。

移行対象ファイルは使っている人の使い方によりますが、以下のあたりが移行対象になるんでしょうね。

■ Apache
・MAMP/conf/apache/httpd.conf
・MAMP/conf/apache/extra 関連ファイル

■ PHP
・MAMP/conf/phpx.x.x/php.ini(使っているバージョン)

■ Mysql
データ移行や初期設定

■ ソースファイル
MAMP/htdocs

MAMPバージョンアップにともない、各ソフトウェアがバージョンアップされると思いますので、それぞれのバージョンアップ方法に準じて移行します。
これはMAMPのバージョンアップというか、それぞれのソフトウェアの話になるのでここではあまり触らないことにします。

自動でやってくれ〜とか冒頭で言いましたが、こういう使い手事情に依存するところが多いから各々ハンドでやってくれという感じなのかな。
(それでもバージョンの差異とか小難しいし、やっぱりぽちぽちアップデートできたらいいのに)

旧バージョンMAMPの削除

旧バージョンMAMPについては、リネームしたら特に害はなさそうなのですぐに消す必要はありませんが、完全に移行が終わったな〜と思ったらゴミ箱に捨ててもかまいません。

おわり。