htmlのページは作ったことあるよーというレベルの人向けに、PHPの基本のきほんについて書いてみました。
必要なもの
- PHPが動かせるパソコンやサーバー
- WEBサーバー(Apacheなど)
- 表示を確認するためのWEBブラウザ(Chrome,FireFox,Safari,IEなど)
一般的なパソコンの中で動かすなら、XamppやMAMPを入れるとPHPとApacheが両方含まれているので簡単にはじめられます。
WEBページとして公開したいと考えているなら、利用する公開用サーバーもPHPに対応しているのかどうか、PHPのバージョンは何か、などを確認しておきましょう。
MAMPやXAMPPについては過去の記事をご参考に。
【Mac OSX】MAMPのインストール
【Windows】開発環境・Pleiadesのインストール(Eclipse/JRE/XAMPP)
PHPの基本のファイル作成
- 拡張子が「.php」のファイルを作ります。
- PHPの文法にしたがって、プログラムを書きます。
メモ帳など、なんでもいいのですがテキストエディタで新規ファイルを作り、ファイルを保存します。ファイルの名前は「index.php」など、拡張子が「.php」となるようにしてください。
作ったファイルをすぐ見たいと思うかもしれませんが、ファイルを作っただけではまだ見ることができません。
何かしら中身を書いて、見ることのできる場所に置いてやっとブラウザで確認できるようになります。
なのでとりあえずファイルに何か書いてみましょう。
PHPの基本の文法
- PHPのコードは、必ず"<?php"と"?>"の間に書きます。
- PHPの構文の末尾には、必ずセミコロン(;)をつけます。
- 画面に表示させたくないプログラム用のメモは「コメント」で書きます。
一行で書く時は、"<?php"の直後と"?>"の直前に半角スペースを入れます。
<?php phpinfo(); ?>
改行して、複数行で書くこともできます。複数行の時は直前・直後の半角スペースはなくてもかまいません。
<?php // PHPの情報をhtml形式で表示します。 phpinfo(); ?>
「phpinfo();」というのは、PHPの構文の一つでPHPの情報を見やすい形で表示してくれるものです。また、「//」から始まる行はコメントです。ファイルには書いてありますが、画面に表示されることはありません。
さきほど作ったphpファイルにこの内容を記述して保存します。
PHPの構文・コメント
- コメントは一行・複数行で書き方が変わります。
<?php // 一行専用のコメントです。 ?>
<?php /* 複数行にまたがるときはこのようにします。 一行で書いてもかまいません。 */ ?>
コメントもPHPの構文のひとつなので、phpタグの間でしか使えませんのでご注意です!
PHPの基本のファイル置き場所
- htmlと同じで、Webサーバーの管理下のフォルダ(DOCUMENT ROOTの下)に置く必要があります。
DOCUMENT ROOTの下…というわけなので、XAMPPやMAMPを入れた方は「htdocs」の下に置いてください。要は「http://localhost/index.php」といった感じでブラウザからphpファイルにアクセスできる場所に置きたいわけです。
PHPの範囲からずれていってしまうのでここでは省略します。
DOCUMENT ROOTのURLが「http://localhost/」で、作ったファイルが「DOCUMENT_ROOT/index.php」の場合は、「http://localhost/」にアクセスするとPHPの情報一覧が表示されるはずです。
PHPの基本のコード・デバッグ
- 文字やデータを画面に表示させる関数を使いましょう。
echo | 文字列を出力する(複数指定できる) |
---|---|
文字列を出力する(ひとつだけ指定できる) | |
print_r | 指定した変数に関する情報を解りやすく出力する |
var_dump | 変数に関する情報をダンプする |
debug_backtrace | バックトレースを生成する |
「echo」、「print_r」には特にお世話になると思います。こんな感じでつかいます。
<?php echo "はじめてのPHP!"; ?>
<?php $color= array("red" => "赤", "blue" => "青", "yellow" => "黄色"); print_r($color); ?>
さきほど作ったPHPファイルに書いてみてくださいね。
このようなPHPコードと、htmlタグを組み合わせて、動的なページを作っていくことになります。
基本はこんな感じです!phpファイルがブラウザから見れたら基本はそれで十分かなと思います…最初は何度もつまづくところなので。。。
表示できたらいろいろな関数を調べて使って遊んでみてください!
おわり
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