GitのMacクライアントにはSourcceTreeなどもありますが、eclipseを使っている人はEGitを利用するとコーディングしながらバックアップ・バージョン管理もできて便利です。この記事ではGitの初回セットアップとして、すでにあるリポジトリをコピーし、クローンを作成するところまでの情報を記載しています。

（追記）EGitの基本の使い方は、【Mac OSX】Eclipseプラグイン・EGitの使い方をご覧ください。

前提

• eclipse（kepler）をインストール済（インストール方法はこちら）
• EGitプラグインを追加済^※
• Gitのオンラインリポジトリを作成し、必要な情報を調べておく

今回の記事では、「Bitbucket」で作成したオンラインリポジトリを利用しています。クローンするにあたり以下の情報が必要になりますので、事前に用意しておきましょう。

※ eclipse keplerからはEGitがプリインストールされているので、EGitのインストールは不要です。

おおまかな流れ

Gitの基本から書き出すと主旨が変わってきてしまいますので、この記事ではGitの基本的な用語や使い方がわかっているものとし、eclipseでの具体的な手順を書くことにします。

1. リポジトリをローカルにコピー（クローン）
2. クローンからeclipseプロジェクトを作成
3. 参考：ローカルリポジトリを新規作成
4. 参考：ビュー/Gitリポジトリーの表示
5. 参考：パースペクティブ/Gitリポジトリー・エクスプローラーの表示

リポジトリをローカルにコピー（クローン）

「ファイル」-「インポート」をクリックします。（右クリックメニューにもあります。）

インポート・ソースの選択で「Git」-「Gitからプロジェクト」を選択し、「次へ」をクリックします。

「Clone URL」を選択し、「次へ」をクリックします。

ロケーション情報を入力し、「次へ」をクリックします。

クローンしたいブランチを選択し、「次へ」をクリックします。

クローンを保存したいディレクトリーを設定し、「次へ」をクリックします。

ダイアログはそのまま続いていますが、この時点でリポジトリのクローンが作成さてています。
引き続きクローンからプロジェクトを作成していきます。

クローンからeclipseプロジェクトを作成

eclipseプロジェクトをクローンした場合は「既存プロジェクトのインポート」から進めていきますが、ここではクローンから新規プロジェクトを作成する手順を説明していきます。

「Use the New Project wizard」を選択し、「次へ」をクリックします。

ウィザード一覧から、作成したいプロジェクトを選択し、「次へ」をクリックします。
ここでは「PHPプロジェクト」を選択しました。

「プロジェクト名」に任意の名前を入力、「既存ロケーションにプロジェクトを作成（既存ソースから）」を選択、クローンを作成したディレクトリを設定し、「完了」をクリックします。

以上で、eclipseプロジェクトが作成されました。

参考：ローカルリポジトリの作成

リポジトリを新規で作成する場合はまずローカルリポジトリを作成し、オンラインリポジトリなどにプッシュすることになります。今回はセットアップまでということで、プッシュするところは割愛します。

「ファイル」-「新規」-「その他」でウィザード一覧を表示します。
「Git」-「Gitリポジトリー」を選択し、「次へ」をクリックします。

ローカルリポジトリを作成したい場所を入力し、「完了」をクリックします。

これで指定した場所にリポジトリが作成されますが、プロジェクトを作成しないとeclipse上には表示されません。
作成したリポジトリフォルダからeclipseプロジェクトを作成しましょう。

参考：ビュー/Gitリポジトリーの表示

「ウィンドウ」-「ビューの表示」-「その他」でビューの表示ウィンドウを表示します。
「Git」-「Gitリポジトリー」を選択して「OK」をクリック。

参考：パースペクティブ/Gitリポジトリー・エクスプローラーの表示

「ウィンドウ」-「パースペクティブを開く」-「その他」でパースペクティブ一覧を表示します。
「Gitリポジトリー・エクスプローラー」を選択し、「OK」をクリックします。

※ Mac OSX Mavericks（10.9.3）での情報です。